豪ドル/米ドルの特徴と傾向

豪ドル/米ドルの特徴と傾向

豪ドル/米ドルの通貨ペアで取引をする場合には、オーストラリアの特徴をよく知る必要があります。
 オーストラリアは世界屈指の資源国であり、石炭、鉄鉱石、原油、金、アルミニウムなど様々な資源を産出します。日本もここからよく輸入をしています。そのため、普段は経済的に安定していますが、鉱物資源の採掘量や資源の相場価値の変動によっては価格が高騰あるいは暴落する恐れがあります。
 そして、何といっても豪ドルは高金利通貨であり、スワップトレードを好む投資家から人気です。これはオーストラリアの経済が安定した傾向があること、金利が高めであることによってキャリートレードのペアに選ばれやすいからです。

 

 豪ドルがトレンドを形成する要因は2つあります。
 ひとつは高金利通貨であるため、米ドルや円などといった低金利通貨とは逆相関の値動きを見せるということです。つまり、金利差が広がれば広がるほど豪ドルが買われやすくなるということです。
 二つ目は資源国通貨であるため、国際的なコモディティ価格の変動に連動して豪ドルの価値も変動していくということです。
 このほか、同じオセアニアの友好国であるニュージーランドとも高い連動性を持っており、これにも注目しておくといいでしょう。

 

 相場が活発となる時間帯は、オーストラリアのシドニー市場とニュージーランドのウェリントン市場が開く、日本間では早朝に当たる時間帯です。豪ドル/米ドルの取引においてはこの時の値動きが注目されます。
 たとえば週末に国際的に重要な会議などがあった場合や、突発的に大きな出来事が起こった時には、月曜日の早朝に開かれるオセアニア市場がどう動くかに注目が集まります。
 ただし、普段はオセアニア市場に参入している投資家は少なく、流動性には乏しいです。日本時間の午前10時になるとオーストラリアの経済指標が発表されるので、その時間帯に大きな変動をすることがあります。

 

ちなみに、豪ドル/米ドルのペアは豪ドル/円のペアよりも世界的な流通量がおおいため、きれいなチャートを描きやすく、トレードはしやすいです。相場が素直に動いていくため予測が立てやすく、激しい変動もあまりありません。したがって中長期的な取引にも適しています。予測を正しく立てていくためには米ドルの特徴とともに豪ドルの特徴(こちらがより特徴的なのでより大切です)をしっかりと押さえておけば、初心者でも比較的安心して取引ができる通貨ペアであるといえます。